『 本泥棒 』

マークース・ズーサック作

ナチス政権下のドイツ。里子に出されたリーゼルがどうしようもなく引き付けられる物、それは本。変わり者の養父母との暮らしの中に、ある日訪問者が現れて・・・
死神が淡々とナレーションを務める戦争のお話。戦争中でも人々の暮らしはあるし、戦争は大切なものをあっけなく奪うだけ・・・ 無くしたものに心を引きずられて生きていく。